冬の海の危険さと備えの大切さを呼びかけました。釣り人が海に転落する事故を想定した第二管区海上保安本部による実演が、宮城県の塩釜港で行われました。

塩釜港で行われた実演は、冬に岸壁で一人で釣りをしていた人が海に転ちたという想定です。釣り人役の潜水士が岸壁を登ろうとしても、かなりの高さがあるうえにつかむ所もありません。その後、はしごを見つけるも、低体温症のためうまくつかめず再び海に落ちてしまいます。本当の事故であれば死亡する危険があります。

また、一人ではなく、他に誰かいればクーラーボックスなどを使って救助を待つことができることも実演されました。

冬の海では低体温症になる可能性が高く判断力も落ちるため、より速やかな救助が必要だということです。

第二管区海上保安本部安全対策課 佐藤学課長:
「冬の海で海中転落すると死につながるなど、大変危険です。自分の命は自分で守るとして、安全に釣りを実施していただければと思います」

第二管区海上保安本部によりますと、冬場に釣り人の死亡事故が多く、東北管内では、今年10月1日から18日までに、5人が死亡し、1人が行方不明となっています。

海保では、釣りは2人以上で行き、ライフジャケットを着けるよう呼びかけています。