「餃子の王将」運営会社の社長が射殺された事件から12月19日で10年です。実行犯とされる男は起訴されましたが、いまだ背後関係が明らかになっておらず、遺族は「真相解明を強く望みます」と訴えています。

2013年12月18日、王将フードサービスの本社前で当時社長だった大東隆行さん(当時72)が銃撃され死亡しました。

事件を巡っては、特定危険指定暴力団・「工藤会」系幹部の田中幸雄被告(57)が大東さんを殺害したとして、去年、殺人と銃刀法違反の罪ですでに起訴されていますが、事件の全容解明には至っていません。

大東さんの長男はコメントを発表し、田中被告について「極刑以外あり得ません」としたうえで、「すこしでも早く犯人の背後関係を含め、真相解明を強く望みます」などと訴えました。

【公表された大東さんの長男のコメント内容】
「一生忘れる事のない、当たり前の日常が一瞬で奪われたあの日から、長い月日が経ちました。世の中には、理不尽にも家族、身内、大切な人の命を奪われた方が多くおられる一方、その加害者が何の苦しみもなく、のうのうと生きているという許し難い現実もあります。この、私たちが受ける、果てしない苦しみ、悲しみ、ぶつけどころのない怒り、憎しみから、何年経とうが解放されることはありません。『なぜ、父の命を奪ったのか』、辛く、悲しく、ただただ私たちは生きてきました。心から笑える時は一生ありません。事件後から今まで、多くの方々から、私たち家族にとって心の支えとなる暖かい言葉をいただき、本当に感謝しています。今後、裁判が始まりますが、犯人には極刑以外はあり得ません。しかし、極刑が下ったとしても、当たり前ですが、以前の父との日常に戻ることはありません。警察の方々には、少しでも早く、犯人の背後関係を含め、真相解明を強く望みます」