プロ野球ヤクルトの高橋奎二投手(26)が20日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、年俸5000万円から200万円ダウンの4800万円(推定)でサインした。

プロ8年目で迎えた高橋は今年3月に侍ジャパンの一員として世界一に輝いた。チームでは左のエース候補として3年連続のリーグ優勝を目指すも20試合登板し4勝9敗と負け越した。防御率は昨季の2.63から4.60に落としてしまい、チームはリーグ5位と低迷。「悔しいシーズンでした。本当に最初から最後までいい試合が1試合もなくて、投げてて歯がゆいし、悔しいし、苦しかった1年間でした。だから来年やり返したい」と、もどかしいシーズンだったとふり返った。

来季は「最多勝」を目標に掲げ、「1試合1試合がむしゃらに投げる。“0”で抑えれば負けることはない。今年は負けが続いたのでチームを勝たせる投球をしたい」と強く意気込んだ。チームの勝利、2年ぶりのリーグ制覇に意欲を見せた。

■高橋奎二(たかはし・けいじ)
1997年5月14日生まれ26歳。左投げ左打ち。竜谷大平安高〜2015年ドラフト3位でヤクルト入団。21年に自己最多8勝をマーク。日本シリーズでは優秀選手賞を獲得。今年の3月のWBCでは侍ジャパンの一員として世界一に輝いた。