弘法大師から授かったとされる湧き水によって栽培されています。幻のセリと呼ばれている宮城県登米市の伝統野菜「観音寺セリ」の収穫が最盛期を迎えています。

18日朝、うっすらと雪化粧した登米市迫町の観音寺地区。現在、5戸の農家が「観音寺セリ」を栽培しています。

木村寿さん方の水を張ったセリの田んぼでも1週間前から収穫が始まりました。木村さんはひざ近くまで冷たい水に浸かりながらセリの根が切れないよう注意しながら引き抜いていきます。

観音寺セリは、平安時代の僧侶、弘法大師から授かったとされる湧き水によって栽培されています。ほかの地域では、栽培しようとしても同じように育たないことから「幻のセリ」と呼ばれています。

観音寺セリ生産者 木村寿さん(79):
「春先から天候が良くてセリは順調に育った。正月は雑煮が一番好評」

木村さんによりますと、今年は、夏の猛暑で水の管理に苦労したものの、食感と香りは良いということです。観音寺セリの収穫は、大みそかまで毎日、続けられます。