16日、石川県白山市の住宅街で男女3人がクマに襲われケガをした事を受けて、周辺の小学校では登校中の児童を見守るなど18日も警戒が続いています。

白山市安養寺町と鶴来桑島町で16日、70歳の女性と75歳の男性、67歳の女性の計3人が相次いでクマに襲われ大けがなどをしました。クマはその後、麻酔銃で捕獲されました。


家族が襲われた男性は…
「こういう風にもがいていたというか…」

女性が襲われた住宅には、今もクマのものとみられる痕跡が残っています。


住宅街に一体なぜ。専門家はエサとなるドングリなどが山にあっても、エサを求め人里に向かうクマの存在を指摘します。

石川県立大学・大井徹特任教授

石川県立大学・大井徹特任教授
「カキの実だとか、あるいは水田の中の2番穂のイネの実。米。こういうものをあさりながら夜のうちに出てきて住宅地の中に入り込んでしまったのではないかと思います」

現場周辺に実るカキの実

MRO北陸放送・牛田和希アナウンサー
「寒い中児童が登校してきました。子どもたちはクマ除けの鈴をつけたり集団登校をするなど対策をとっています」

現場から約1キロ離れた白山市知気寺町の広陽小学校では、地元のボランティアや職員らが通学路で児童の見守りを行ったほか、保護者が子どもたちを車で送迎する姿も見られました。


保護者は…
「本当に近くだったので、クマがでたところが。子どもだけで通わせるのは集団登校とはいえ怖いかなと思って車で送迎しました」

12月に突然現れたクマに、住民からはこんな声も。

住民は…
「12月に入ったら冬眠が始まってくるのかなと自分の中では思っていました。こんな時期にも外に徘徊しているんだなと感じています」

これに対し専門家は…
石川県立大学・大井徹特任教授
「秋に十分クマが餌を食べられなかったかどうかということも関係するが、暖かい日が続いたので冬眠が遅れた個体も考えられる」

大井特任教授は12月いっぱい警戒が必要だと指摘、白山市も付近の住民に注意を呼びかけています。