来年3月に卒業予定の山梨県内の高校生の就職内定率は10月末時点で77.6%と8年ぶりに80%を切りました。

県教育委員会によりますと来年3月卒業予定の高校生のうち就職を希望する生徒は826人で、このうち10月31日時点で就職が内定したのは641人でした。

就職内定率は77.6%です。前の年に比べ5.4ポイント減少し8年ぶりに80%を下回りました。

県教育委員会は「県や市町村が土木林業などの技術職の採用を増やしたことで公務員を希望する生徒が増えた。10月末の時点では公務員の合否が決まっていなかった」としています。

県教育委員会 高校教育課 萱沼恵光課長:
「コロナ禍を経て生徒、保護者ともに地元志向、安定志向が強まったことなどが大きな要因」

また企業の採用意欲も高く公務員希望が少ない定時制の就職内定率は前年より23.4ポイント増えました。