46年の歴史に幕を閉じました。年末恒例の「かまいしの第九」が17日、岩手県釜石市で最終公演を迎え、受け継がれてきた歓喜の歌声のフィナーレに会場から惜しみない拍手が送られました。
かまいしの第九は1977年(昭和52年)の初演から46年間にわたって多くの人々に歌い継がれてきた釜石市の師走の恒例行事です。
しかし、近年は人口減少や高齢化のため厳しい運営が続き、実行委員会は今回を最後に区切りをつけることにしました。
17日は釜石市内や宮古市、北上市などから100人を超える合唱団が参加し、オーケストラとともに歌声を響かせました。鉄のまちの歴史とともに鳴り響いてきた歓喜の歌のフィナーレに、満員の客席から惜しみない拍手が送られていました。