岩手県平泉町の中尊寺で仏像の一年のほこりを払い清める、すす払いが行われました。
すす払いが行われたのは宝物を収める「讃衡蔵(さんこうぞう)」にある国の重要文化財「阿弥陀如来坐像」など仏像3体です。
17日は作務衣姿の僧侶2人がやわらかい和紙を取り付けた長さ2メートル50センチほどのはたきを使って、仏像に傷がつかないよう感謝の気持ちをを込めてすすを払い落としていきました。
(僧侶の菅野靖純さん)
「いろいろと反省点ももある中で、こんな失敗もあったなという部分を反省しながら、今年いろいろな良いことがあったのも仏様のおかげです」
中尊寺の新年を迎える準備は30日ごろまで行われる見込みです。来年の正月三が日の参拝客は10万人を見込んでいます。