強い寒気が流入し、西日本では17日以降、急激に冷え込む予想です。
来週は山口県内では最低気温が氷点下になるところもあると予想され、平地でも積雪のおそれがあります。
路面の凍結のおそれもありますが、車の備えはお済みでしょうか?
「そろそろスタッドレスに」替えようか・・・などと思いながら、まだノーマルタイヤのまま、という人も多いのではないでしょうか?
雪道のノーマルタイヤは非常に危険です。(2021年1月取材)

2021年に撮影されたものです。先月8日から9日にかけて降った
雪の様子です。
スリップや立ち往生などが相次ぎました。
積雪した道路での運転には、どう気をつければいいのでしょうか。
詳しい人に聞いてきました。
JAF 日本自動車連盟山口支部です。
2021年1月上旬の積雪では2日間であわせて172件の救援に向かいました。
雪の日の出動にはある特徴があります。

JAF山口支部
ロードサービス隊 岸本慎二郎さん
「基本的にノーマルタイヤで動けなくなってっていうのがけっこう多いので、その救援ですかね。牽引して雪のないところというか走れるようなところまで車を運ぶ
ような作業がほとんどですね」
雪の日に救援する車の、多いときは8割以上がノーマルタイヤのまま雪道に出ているそうです。
凍り付いた道ではノーマルタイヤの車はスタッドレスタイヤなど、冬の装備をした車と比べると全く止まれません。
滑り出してしまうとハンドルも効きません。
ノーマルタイヤで雪道に出ることはたいへん危険なことなのです。
たとえ冬用タイヤやチェーンなどの滑り止めを装着していてもそれだけでは万全ではありません。
岸本さん
「ポイントは『急』のつく操作をしない、ということと、『急』のつく操作をさせないということですね」
「急」ハンドル、「急」発進、「急」ブレーキ。
雪道の走行ではこうした運転は危険を呼びます。
交差点や車線変更で周りの車にも「急」な操作をさせて危険な目に遭わせかねません。
マニュアル車では低いギヤで、オートマチック車では「B」や「S」などエンジンブレーキを使うレンジに入れてアクセル操作でスピードを抑えることがひとつのテクニックです。
また、視界が悪くなる雪の日は昼でもライトをつけて対向車や後ろの車に存在をアピールすることが大切です。
しかし、対策していても起きるのがトラブル。
岸本さん
「1件の作業でも1時間とか1時間半とかかかりますから、たとえば4件5件入ってしまうと5件目に電話された方というのは5時間待ち」
坂や日陰、橋などには凍結防止剤が置かれています。
小さなスコップを持っておけば袋を破ったり、凍結防止剤をまいたり、少しの雪なら削り取ることもできます。手袋とセットで常備しておきましょう。
救援待ちだけでなく雪による事故や通行止めなどで車に長時間取り残されることもあります。
車内に毛布を一枚入れておくと寒さをしのげます。
岸本さん
「みなさんが使っている道路を自分1人が迷惑をかけてしまってということだけは避けるような行動をしていただきたいと思います」
おさらいです。
・積雪があったり積雪の恐れがあるときにノーマルタイヤでは運転しない。
・「急」がつく運転をしない。周りの車にもさせない。
そして何よりの対策は「不要不急な外出は控えること」。
冬タイヤやチェーンを準備していないという人は
・タクシーを呼ぶ
・バスなどの公共交通機関を使う
・レンタカーを使う
事故を起こすことを考えれば決して高くない、ということです。
そもそも雪の日に滑り止めなしで走ること自体が山口県の道路規則で違反になります。(道交法71条山口県道路交通規則11条)
県道路交通規則 11条6号
「積雪し、又は凍結している道路において、滑り止めに効果のあるタイヤ・チェーン、スノータイヤ等を取り付けないで自動車(二輪のものを除く。)を運転しないこと。※反則金普通車6000円 減点なし
JAFの隊員が救援の現場の様子を話してくれました。
ノーマルタイヤでスタックして道をふさいでいると後続の車から罵声を浴びせられるといういたたまれない状況もよく目にするそうです。
そして、何よりも道路は公共のものです。
実は、山口市内で積雪した2021年1月8日と9日に、山口市消防本部の管轄だけでもあわせて72件の出動がありました。
道路をふさいでしまって助かる命が助けられなくなってしまう、ということも
ありえます。十分な備えと注意で寒波を乗り切りましょう。














