メジャー史上最高額となる7億ドル(約1015億円)でのドジャース移籍が決定した大谷翔平(29)が15日(日本時間)、本拠地のドジャー・スタジアムで入団会見を行った。
大谷が公式での取材に応じるのは10勝目をあげた8月10日(日本時間)以来、約4か月ぶりとなり、この日のロサンゼルスは大谷翔平一色となった。
紺のスーツにドジャーブルーのネクタイ姿で登場した大谷、通訳の水原一平氏(38)も一緒に登場。今季契約を延長したJ.ケリー(35)から譲ってもらった背番号「17」のユニフォームをスタン・カステン球団社長から着せられ、袖を通すと大谷は笑顔を見せた。写真撮影中もずっと笑顔が絶えなかった。
2017年、12月10日(日本時間)のエンゼルス入団会見では「My name is Shohei Ohtani」と英語での自己紹介だったが新天地ドジャースでの第一声は「選手としての自分を信じてくれたドジャースに感謝しています」と感謝を述べた。
さらに「私にメジャーリーガーとしての最初のチャンスを与えてくれたエンゼルスのみなさん、ありがとうございました」と6年間、お世話になったエンゼルスにも感謝を述べた。
ドジャースに決断した理由を問われると「球団は一つしかないので、自分がここでプレーしたいという気持ちが一番大きかったのがドジャースだった」としっかりと答えた。
契約で年俸の後払いについては「(割合は)選手に一任するということだったので、そこを含めて、自分が今、受け取れる金額を我慢して、僕は全然、後払いでいいですということです」と話し、交渉時に心に残った言葉は「(ドジャースが)経験してきたこの10年間を成功だと思ってないとおっしゃられたので、それだけ勝ちたという意思が強いんだなという事が心に残った」と口にした。
「野球選手としてどれくらいできるかというのは誰も分からないですし、勝つことというのが僕にとって大事なことだと思う」とドジャース首脳陣と考えが一致した事も話した。
右ひじ手術からの回復具合は「バッティングの方は素振りを始めているのでおおむね予定通り、若干早いくらいな感じで来ているので、開幕に間に合うんじゃないかなと思うので、スプリングトレーニングでしっかりゲームに入れる準備ができていれば開幕に十分間に合う感じはする」とリハビリも順調とコメントした。