世界のトップ8のみが出場する「バドミントン ツアーファイナルズ」。この大会最高順位が準優勝の渡辺 勇大(26 わたなべ・ゆうた)と東野有紗(27 ひがしの・ありさ)の“ワタガシ”ペアは初戦をストレートの2-0で快勝も、第2戦はマレーシア ペアに1-2で敗れ、1勝1敗となった。初の年間王者を目指し、次戦での準決勝進出を目指す。
■バドミントン ツアーファイナルズ@中国・杭州 混合ダブルス グループA(4組)
▼13日 第1戦
〇渡辺、東野組<世界2位>
2(21-16,21-14)0
×デチャポル・プアヴァラヌクロー、サプシリー・タエラッタナチャイ(タイ)<世界6位>
▼14日 第2戦
×渡辺、東野組<世界2位>
1(21-12, 16-21, 16-21)2
〇チェン・タンジエ、トー・イーウェイ(マレーシア)<世界8位>
大切にしている事
東京五輪で銅メダルを獲得したペアの次なる大舞台はパリ五輪。さらなるメダル獲得へ求められる進化のために渡辺選手がかねてより大切にしている事を聞いた。
Q.自分の中で大切にしている事は
渡辺 勇大:
自分は変化し続けたいなというふうに思っている。いい変化もあれば悪い変化もあると思うんですけど、行動を起こさない限り、考えを変えない限り、前には間違いなく進めないと何も変えなかったら、きっと足踏みもできないし、その場に立ち止まってるだけだと思う。変化し続けて、自分を良くも悪くも進めたいなというふうには常に思ってます。
Q.きっかけはあったのか
渡辺:
やっぱり社会人になってから、高校卒業してから、世界一になり続けたいなっていうふうに本気で思うようになった。そのために必要なことは、常に変わっていかなきゃいけないし、向上していくためにっていうところだと思った。レベルアップしていくために、変化を続けたい、変化しないと進化していかないのかなってそのとき思ってからはとりあえずやってみたりとか、とりあえず言葉にしてみたり、自分が悪い方向に行ってしまうかもしれないけど、悪い方向に行ったときはそれが寄り道だと思って、ゴールに間違いなく近づいてると思って、ここまでバドミントンもうバドミントンに限らずですけど、人間として変化し続けていきたいなというふうに思ってます。
Q.ご自身の生活やプレーの中で繋がってくる部分はあるのか
渡辺:
やっぱり年齢も重ねたりとか経験が増えて、それこそ練習内容を変えてみたりとか、ケアのやり方を変えてみたりとか、いろんなところで常に満足しないっていうのが、僕のポリシーだと思う。人間、本当満足してしまったらそこまでだと思うので、一喜一憂は全然していいと思っていて、そこからどう前に進むか、前に進むためにどうやって変化できるかっていうのが、大事なので、その中の一つが、もしかしたらYouTubeとか、こうやってプロになってみたり(2022年4月プロ転向)という変化になっていくのかなというふうに思っています。
ゴールはない、変化し続けたい
Q.ゴールは決めているのか
渡辺:
ゴールはないかもしれないですね。変化し続けたいし、挑戦し続けたいなって思ってます。
Q.未来に向けてこんな姿を見せ続けたい事は
渡辺:
競技者として僕はもう、これからバドミントンを始める子供たちとか、今バドミントンをやってる子供たちとか、小さい子たちに、ワタガシみたいになりたいって思ってもらえるように、憧れてバドミントンを始めましたとか、憧れて混合ダブルス始めましたとかっていう子供たちが増えることが一番願ってプレーしてます。そうなるためには、やっぱり成果を残し続けて、楽しんでプレーしてる姿を1秒でも長く、コートで示せたらいいなというふうに思ってます。














