きょう12月14日は、赤穂浪士が吉良邸に討ち入りした日です。
愛媛県松山市内の寺では、4年ぶりに浪士たちをしのぶ「松山義士祭」が行われ、義士に扮した参加者らがまちを練り歩きました。

――えいえいおー!

松山市の興聖寺に集まった30人余りの義士たち。
コロナの影響で4年ぶりの開催となった義士祭では、義士に扮した地元の人たちが寺を出発し、周辺を練り歩きました。

興聖寺には赤穂浪士47人のうち、松山藩に預けられていた木村岡右衛門と大高源吾の遺髪が納められていて、塔の前で手を合わせる人の姿も見られました。
さらに境内では、浪士が討ち入り前夜に食べたといわれる「討ち入りそば」がふるまわれました。

(男性)
「こういう伝統を今後もつないでいけたら」

(学生)
「腰に剣とかさして参加して自分が強くなった感じ。楽しかったし大学生生活のなかでも一つの思い出になった」

訪れた人たちは、温かいそばを味わいながら、忠誠心を胸に戦った浪士たちに思いを馳せている様子でした。