自民党の派閥パーティー収入をめぐる裏金疑惑。12月13日に臨時国会は閉会しました。厚生労働省の官僚を経て衆議院議員となり、当時自民党安倍派に所属していた豊田真由子氏は、「元役人として言うと12月は予算の追い込み時期。政策を国民のために作る佳境の時に政権が揺らぐのはすごく困る」と役人側の心情について語っています。

議会はピリつかず「危機感大きく動揺…心労もありグダグダに」

――臨時国会が閉会しました。びっくりしたのが内閣不信任案が提出された中、議会があまりピリついていなかったという話ですが、こういう空気感は、過去にもあるものなんですか?

(豊田真由子氏)「危機感が大きすぎて動揺しすぎて、心労もあってグダグダになっている。ほのぼののムードではなく、あまりにも混乱しているから、グシャグシャになっているんじゃないかと思います」

(ジャーナリスト武田一顕氏)「議場は面白い。上からよく見ていたけど動物園みたいな雰囲気があるよね。その雰囲気で今の永田町が非常によくわかるんですよ。『全然緊張感のないパターン』だとすると、自民1強のおごりです。やっぱり嘘でも、ピリッとした顔をしてないと駄目なんだよ、議場はね」