自民党の政治資金パーティー問題をめぐり、安倍派の宮沢副大臣が「報告書への不記載は派閥の指示」と証言しました。渦中の議員らが説明を避け続けてきた状況について“かん口令が敷かれている”とも。一方で、14日に行われる閣僚人事を前に岸田総理は決意を示しましたが、既に党内からは冷ややかな声も。

安倍派副大臣「不記載は派閥の指示」“裏金疑惑”に「かん口令」も

宮沢博行防衛副大臣(安倍派)
「派閥(安倍派)から追い出されるかもしれないけれども、指示はありました」「各議員の判断で動く段階にきているかもしれません」

“裏金疑惑”について、自らの言葉ではじめて、安倍派の議員が語りました。

宮沢博行防衛副大臣(安倍派)
派閥の方からかつて、収支報告書に『記載しなくてよい』という指示がございました」

宮沢博行防衛副大臣は過去3年間で、派閥から140万円のキックバックを受けたことを明らかにした上で、収支報告書への不記載は「派閥からの指示」だったと認めました。

宮沢博行防衛副大臣(安倍派)
大丈夫かなと思いましたけども、長年やってきているんだったら適法なのかなと推測せざるをえませんでしたので(派閥の) 指示に従った」

自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐる“裏金疑惑”。

安倍派では、松野官房長官など幹部ら20人の議員側が派閥から1000万円を超えるキックバックを受け、一部は、政治資金収支報告書に記載せず、裏金にしていた疑いがあることが新たにわかりました。

その総額は、過去5年間で約5億円にのぼるとみられています。

ただ、これまで渦中の議員たちは…。

約1000万円“不記載”疑い 松野博一官房長官(安倍派)
「この場は政府としてお答えしている」

キックバック“不記載”疑い 萩生田光一政調会長(安倍派)
捜査への影響等を避けるためにも、現時点で詳細な説明は控えさせていただきたい」

「政府の立場」や「捜査中」などを盾に説明を避け続けてきました。

その理由について、先の宮沢副大臣は…。

宮沢博行防衛副大臣
「はっきり申し上げます。喋るな喋るな、これですよ」

派閥から「かん口令」が敷かれているというのです。

宮沢氏の証言を、安倍派の実務を取り仕切る現事務総長にぶつけました。

喜入友浩キャスター
「安倍派の議員が派閥から指示があったと、 報告書に記載するなと指示があったと認めている議員がいますが、その件については、指示があったんじゃないですか。今の事務総長として知っていたんじゃないですか、認めている議員がいるんです」

喜入友浩キャスター
「先ほど宮沢議員が自らの口で話したんです」

事務総長 高木毅国対委員長(安倍派)
「そのことは何とも確認をしていないので、その事実について、まだここで話をするに至っていないということ」