安倍派“最大派閥”ゆえの影響とは?
そして、これだけ人がいると人事にも影響が出ます。安倍派は最多タイの4人で、麻生派と並んでいるんです。
岸田派は上から4番目です。
その岸田派の岸田さんが総理になれたのは、安倍派が協力してくれたからという見方もあって、やはり4人大臣に出していたということです。
ただ、交代させるということになると、他から選ばなければいけないんですが、疑惑でいうと二階派も岸田派も上がっている。
では茂木派・麻生派は大丈夫なのかということになってくると、なかなか人が限られてきます。
無派閥からということになると、無派閥から例えば大臣経験者で、しかもクリーンな人を選ぶとなると、限られた人事になりそうです。

人事、閣僚の交代といいますと、東海三県選出の議員にも影響が出ています。岸田総理は安倍派の閣僚4人と副大臣5人を交代させる方針です。
東海地方からは鈴木淳司総務大臣、青山周平文部科学副大臣、酒井康行経済産業副大臣らは、今年の9月に就任していますが、裏金疑惑に名前は挙がっていないものの安倍派ということで交代となる見込みです。
就任からわずか3か月での交代となると、疑惑に関与していないとすれば非常に本人たちは不本意ではないかと思います。
13日は会期末を迎えるので、捜査が本格的になってくると思いますが、これだけのお金が動くことを国会議員が知らないということはまずあり得ないと。
トカゲの尻尾切りにならないようにしてほしいと思います。