掃除機・シュレッダー 発火の危険性も… 気を付けたい大掃除での事故

NITE(ナイト)=製品評価技術基盤機構は、大きく3つの状況に応じて注意を呼びかけています。1つ目は掃除機の使い方です。再現映像を見ると、電源コードを机の足で踏んでしまっていたり引っ張られていたりして力が加わると内部で断線を起こし、発火する恐れがあるため過度な力を加えてはいけません。

次に、はしごや脚立を使った掃除についても注意が必要です。はしごは、浅い角度で立ててしまうと。滑って転倒してしまうことも。75度という角度をしっかり守り必ず補助する人をつけるように心がけましょう。

また脚立の天板は乗ったりまたいだりするとバランスを崩して転倒するため絶対にやめましょう。

最後にコロナ禍で増えたテレワークに伴って自宅に置く人も増えているシュレッダーです。紙詰まりを解消するためであっても可燃性ガスのスプレーは使用してはいけません。ガスがたまり、発火につながる恐れがあります。




年末に急いで済ませようとするため安全意識が薄れてしまいがちな大掃除。潜んでいるリスクを理解することが大切です。
NITEによりますと2022年度までの5年間にシュレッダーや掃除機・脚立とはしごの事故は全国で294件あり掃除機の事故は約8割で火災が発生、脚立・はしごの事故は約9割が人的被害に至っています。

思わぬ事故を発生させないように今から少しずつ進めていって安全を確認した上で行いたいものですね。