13日午後、広島県や岡山県に「少雨に関する情報」が地元気象台から発表されました。

広島県や岡山県では、9月以降、雨が少ない状態が続いています。9月に入ってからは高気圧に覆われた日が多かった一方で、台風や低気圧、秋雨前線などの影響を受けにくかったためです。
9月1日か12月12日の降水量は、広島や岡山県内の多くの観測点で平年の半分を下回っている所があります。

特に瀬戸内海沿岸や島しょ部では少なく、笠岡(岡山)で64.0ミリで平年の23%しか降っていないほか、倉橋(広島)で86.0ミリと平年の26%、生口島・竹原(広島)でも平年の28%にとどまるなど、瀬戸内海沿岸では平年の3割に届いていない地点もあります。
降水量(ミリ)
9月1日~12月12日
今年 平年 平年比
広島 195.0 364.1 54%
呉 139.5 328.3 42%
福山 120.0 301.0 40%
岡山 151.0 306.4 49%
津山 214.5 349.3 61%
今後1か月程度は、雨の少ない状況を解消するような、まとまった雨は期待できない見込みで、気象台では農作物や水の管理などに十分注意するよう呼びかけています。