青森県黒石市にある(有)ヱスヱス商事が12月5日付で青森地裁弘前支部から破産手続きの開始決定を受けていたことが分かりました。負債は約7億4000万円です。
民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、12月5日付けで青森地裁弘前支部から破産手続きの開始を受けたのは、黒石市寿町の(有)ヱスヱス商事です。(有)ヱスヱス商事は2005年11月に設立されたスーパーストアの運営業者で、2023年6月に民事再生法の適用を申請した(株)佐藤長の関係会社として、「さとちょう弘前樹木店」・「さとちょう寿町店」の2店舗を運営していました。このうち「さとちょう弘前樹木店」はグループのなかでも大型店舗で近年のピークとなる2020年8月期には約19億円の売上高を計上していたということです。
2023年10月20日に(株)佐藤長が運営する「さとちょう」が全店舗閉鎖したことに伴い、(有)ヱスヱス商事が運営する「さとちょう弘前樹木店」・「さとちょう寿町店」の2店舗も閉店となり、従業員も全員解雇して実質的に事業活動の継続が困難な状況となっていました。
負債は約7億4000万円で多くは金融債務が占めているということです。