愛媛県新居浜市内の一家3人がナイフで殺害された事件。
この事件をめぐり、警察は当初、現場に警察官が到着した際、男女3人が血を流して倒れていたと発表していました。
しかし、事件の裁判の中で、警察官が現場に到着した後に被害者の1人が刺されていたことが初めて明らかになり、12日の愛媛県議会で、県警側に経緯の説明を求める声が挙がりました。
裁判の初公判では、警察官が現場に到着した後、県警本部と連絡を取っている間に被害者の一人で、通報した岩田アイ子さんが刺されていたことが明らかになっています。
こうした事実を公表していなかったことについて、12日の県議会の委員会で説明を求められた県警側は、「公判中のため詳細は差し控える」とした上で、次のように述べました。
(県警察本部 白田英樹 刑事部長)
「臨場した警察官自身は、可能な限りの職務を行ったと当時から考えている」
(菅森実 議員)
「事実が分かった時点での報告が必要だったのでは」
(白田刑事部長)
「警察内部では適切に報告がされている」
(菅議員)
「報道などはされていたのか」
(白田刑事部長)
「当時は捜査に与える影響を考えつつ可能な範囲での説明を行った」
また、事件当時の状況については、警察内部で全て報告されているものの、裁判への影響を考慮し内容は公表できないとしています。
注目の記事
東日本大震災の2日前にM7.3の地震「その時に呼びかけていれば...」反省踏まえ運用スタート『北海道・三陸沖後発地震注意情報』 私たちは何をすべき?【災害担当記者が解説】

【震度6強の地震】初の「後発地震注意情報」を発表 「最悪のケースは3.11」 今後1週間をどう備える?【news23】

「どうした?」突然姿を消した仲間…瞳孔は開き、脈もなく草原に倒れていた 心臓が止まった後 運命を分けた“5分” 熊本

夢のマイホーム建たぬまま...住宅メーカーが"突然破産" 残ったのは2000万円超のローン返済「生活が成り立たない。想像を絶するつらさ」

防災グッズ、ガソリン、連絡手段…「1週間の防災対応」でやるべき備え 初の「後発地震注意情報」発表、去年の「南海トラフ臨時情報」から学ぶ対応

災害用の備蓄品「何日分必要か」実例を紹介 4人家族「飲み水だけで84リットル」他に何が必要か









