エンゼルスからFA(フリーエージェント)となっていた大谷翔平(29)が、日本時間10日(現地9日)、ロサンゼルス・ドジャースとの契約が合意したと自身のSNSで発表した。
大谷は「決断に時間がかかってしまい申し訳ございません」と謝罪から始まり、「次のチームにドジャースを選ぶことにしました」とつづった。さらに、6年間在籍したエンゼルスへの感謝、新チーム・ドジャースでの意気込みを伝えた。
契約合意が伝えられた後、本拠地・ドジャースタジアムは報道陣の立ち入りを禁止。スタジアムを訪れたファンらは興奮を隠しきれず、男性ファンは「大谷を獲得できてワールドシリーズの勝利間違いなし!本当に興奮している」と上機嫌。ドジャースに多いメキシコ系のファンも「良かったよ。これで来年のワールドシリーズ勝利は間違いなしだ」と声を揃えた。また別のファンは「もう一人獲るぞ!山本だ!」と、大谷との“W獲り”を期待した。
今回の大谷の契約金額は、10年総額7億ドル(約1015億円)と現地の各メディアが報じ、世界のスポーツ界全体でも最高額とみられる。この“異次元”の契約に地元女性ファンは「(大谷獲得のために)お金を使うのは問題ない。本当に興奮している」とご機嫌で、たまらずダンスも披露。
さらに、日本から訪れていた男性ファンは、大谷の移籍を知ると「どこに行っても翔平選手が活躍されると思う。このチームなら優勝にも手が届きそう」と喜び、「可能性が無限大。同じ日本人として本当に素晴らしい人だと思います」と笑顔を見せた。
地元ローカルメディアの男性ライターは「驚きはない。2年前から来ることを期待していた。ドジャースはビッグスターのシーガーが去り、カーショーもおそらく去るだろう。高額選手を多く放出し大谷獲得に備えていた。ドジャースはベストフィット。家も引っ越さなくていいからね」と冷静に語った。