日銀総裁の「チャレンジング」発言で円相場が大荒れです。1日で5円以上一気に円高に進み、急に海外旅行を考え出す人も…

記者
「新宿区内にあるこちらのお店ですが、外貨を求め、大勢の人が訪れています」

急に客が増えたという外貨の両替所。そのワケは…

インターバンク 佐藤豪 代表取締役
「カップルでハワイで挙式をあげる方や、プライベートで旅行される方がいた。以前から交換したいと思っていたが、今ちょうどドルが安くなって買いにきたと」

きのう未明には、1ドル=147円以上で取引されていた円相場。しかし、24時間後のきょう未明には一時141円台後半をつけ、一気に5円以上も円高に。4か月ぶりの円高・ドル安水準です。

市場を大きく動かしたのは、日銀の発信です。おととい、氷見野副総裁は講演で大規模緩和の出口について「出口を良い結果につなげることは十分可能だ」と言及。さらにきのう、植田総裁は…

日本銀行 植田和男 総裁
「チャレンジングな状況が続いておりますが、年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になると思っています」

大規模緩和の継続姿勢を見せた一方で、「年末から来年にかけて」と具体的な時期を示した上で、「チャレンジングな状況になる」と発言したのです。

市場関係者
「日銀は思っていたより早くにマイナス金利を解除するんじゃないか」

日銀は今月、来月と金融政策を決める会合を予定していますが、市場では早期のマイナス金利解除の観測が広がり、日米の金利差の縮小を意識して、円を買ってドルを売る動きが強まったのです。

「海外旅行に行くとなったら、(円相場を)気にしてしまう」
「120円くらいまで行ってほしい」

日銀トップの一言で大きく揺れ動くドル円相場。緊迫感が一段と高まっています。