Jリーグアジアチャレンジは、Jリーグアジア戦略の一環として、2017年より4回に渡り、Jリーグの提携国で開催。5回目となる2023および2024年大会は、2012年にリーグ間提携を行い、2017、2019、2022年のアジアチャレンジを実施してきたタイで、昨年に引き続き開催されることとなった。
2年連続で参加となった北海道コンサドーレ札幌の面々は明日のムアントン・ユナイテッドとの試合を控え、対戦相手の練習場でトレーニングを行なった。12月ながら30度を超えるバンコクで、朝9時から行なわれたメニューはランニング、ボール回しからはじめミニゲーム、シュート練習などおよそ1時間半、高い気温と独特の湿度に慣れるため精力的に体を動かした。
タイとは縁の深い札幌は2017年に同国のスター選手であるチャナティップを獲得し、それ以降も2020年のカウィン、現所属のスパチョークに至るまで、脈々と受け継がれている。昨年訪れたアジアチャレンジではブリーラム・ユナイテッド相手に惜敗、今年の相手もタイの強豪とはいえ攻撃的サッカーを標榜するコンサドーレの連敗は許されない。
タイ遠征には初参加だが、今シーズンJリーグで12ゴールを挙げ躍進した浅野雄也(26)は、明日の試合に向け「タイの子供たちに夢や希望を与えたい。そして自分たちの攻撃的なサッカーを見せて圧倒的に勝ちたい」さらに自身は「試合に出るときはいつでもゴールを狙っているので、明日も得点も狙いたい」と語った。
また、公式会見には同チームでタイ代表のスパチョークが登壇し「とても特徴がある両チームなので、チケット料金が無駄にならないすごく面白い試合になると思います。だからこそ楽しい試合が見せたい」と語り、明日の試合へ「チームメイトは『とても熱い』と言っていましたが、そういうのは気にせず、明日の試合の勝利を目指したい」と札幌にとっての今シーズン最終戦への意気込みを語った。
◆ムアントン・ユナイテッドFC(昨季タイリーグ4位)
実力・人気・資金力を兼ね備えたタイを代表するビッグクラブ。バンコク近郊に本拠地を構え、スタジアムはクラブ・カラーの赤色で統一されたサッカー専用スタジアム。非常にピッチが近く臨場感抜群でサポーターも非常に多く、タイではあまり見られないコレオグラフィを用いたり、スタンド・エリア別にコールを回すなどサポーターの応援も洗練されている人気クラブ。
◆2023年12月9日(土)20:05キックオフ(日本時間)
ムアントン・ユナイテッドvs北海道コンサドーレ札幌@サンダー・ドーム・スタジアム














