利用者が電話予約の代わりにスマートフォンを使って予約ができるデマンド型乗り合いタクシーの実証実験が香川県坂出市で始まっています。

デマンド型乗り合いタクシーは、予約で運行する乗り合いタクシーです。

坂出市では、路線バスの運行がない府中・西庄地区など3地区で約10年前から運行しています。

乗り降りは最寄りの乗降場所で行います。

これまでは電話予約のみでしたが、今月(12月)から府中・西庄地区ではタクシー会社が国からの補助を受け、スマートフォンのアプリを使っても予約ができる実証実験が始まっています。

きょう(7日)は坂出市の府中公民館で、タクシーを利用する高齢者ら8人がアプリでの予約操作を学びました。

(参加者)「母親のために聴きに来ました。簡単にできます」

(参加者)「いちいち電話でもしもし言わんでも乗るまではこれでいける」

アプリを使うと利用者はよく利用する場所を登録して、予約が簡単になるなどのメリットがあります。

運行側にとっては配車センターを通さず配車できるなど合理化が期待できます。

(大和タクシー 山下勝久社長)「デマンドタクシーが普通のタクシーと同じように運用ができて、事務所の中を経由しなくて、お客さんが直接デマンドタクシーを呼べる仕組みを作りたいと思ってます」

実証実験は、来年2月中旬まで行われ、タクシー会社では、利用状況を確認し、導入するかどうか検討するということです。