じゅんくんの母親:
「帰って来るとトイレの回数がすごい。体調がよくないみたい。お腹の痛さで眠れないんだって。結局、眠れなくて、もうろうろとして学校に行って、また粗相したりしちゃうと気がもう参っちゃってる」

自分の意思に関係なく催す便意。

気になって、食べなくなり体力が落ちてしまう。


若い人を中心に増え続ける潰瘍性大腸炎の患者は、県内でも2023年3月末時点で1927人に上ります。

こうした状況に対応しようと、長野市民病院は2023年4月、潰瘍性大腸炎とクローン病に特化した「IBDセンター」を県内で初めて立ち上げました。

長野市民病院 消化器内科部長 IBDセンター長 原悦雄医師:
「とにかく増えているので、なかなか正確な診断に至るまで時間がかかっちゃってる患者さんも多いんですね。あと診断をされたけど、適切な治療がうまくいってなくて、なかなか症状がよくならないとか、病気をこじらせてしまっている患者さんって結構いらっしゃるので、できるだけ当院に集めて、うちのセンターでみんなで患者さんを診ていった方がいいんじゃないかって言うのが(開設理由の)一つですね」