交通事故で死傷した歩行者のうち年齢別で最も事故に遭いやすい、いわゆる「魔の7歳」の交通事故を防ぐため、警視庁が95の小学校をモデル校に指定しました。

小学生低学年の子どもは単独行動の機会が増えるとともに、交通ルールへの不十分な理解により事故に遭う可能性が高く、過去5年間の都内の歩行者の死傷者数のうち、年齢別で最も多い7歳は「魔の7歳」と呼ばれています。

警視庁は子どもの交通事故を減らそうと、道路の横断訓練など交通安全対策を重点的に取り組む都内の小学校95校を「こども SAFETY ACTION モデル校」に指定しました。

台東区立平成小学校 平武志副校長
「『いってきます』から『ただいま』までが当たり前。命、そして、安全が大切なのでモデル校を引き受けました」

警視庁はきょう午後、モデル校のひとつ、台東区立平成小学校で小学校1年生を対象とした交通安全教室を開き、反射材がついた「交通安全ベスト」を配布し、登下校時の着用を呼びかけました。

小学校1年生の生徒
「目立つ色だから毎日学校に行って着るのが楽しみです」
「かっこいいから遊ぶときも着て、安全に気をつけたいと思います」

警視庁は「交通ルールを守り、安全ベストも着用して事故に遭わないようにしてほしい」と呼びかけています。