「バカみたいな事言うな、お前、ナンセンスなんだよ」 市長によるパワハラの疑いです。笠岡市議会はきょう(6日)、小林市長による職員へのパワハラと疑われる行為があったとして、音声データを公開しました。

きょう(6日)笠岡市議会で開かれた特別委員会で、

匿名の職員から寄せられた音声データが公開されました。

「軽トラに乗せられないけどいいんだよ、これいくらするんだと俺が言ったというのか、なあ」

「いやそんな」

「バカみたいな事言うな、お前、ナンセンスなんだよ」

この声を聞いた出席者は驚きを隠せない様子でした。

(原田てつよ 笠岡市議会議員)「職員にこういう言葉を市長が万が一言ったのであれば、私はそれはすごいショックです」

この音声データを聞いた小林市長は、自分の声であると認めました。

「いい加減なことを言うなお前」

(小林嘉文 笠岡市長)「ああ、それはもう私の声です」

(小林嘉文 笠岡市長)「怒っているんでしょうね」
Q「なぜ怒っている」

(小林嘉文 笠岡市長)「何か原因があるんでしょうけど、ちょっとわからないですね」

現在開催中の定例会では、市長や議員らから職員に対するハラスメント防止に関する条例案が提案されることになっているさなかでした。

(小林嘉文 笠岡市長)「業務とは全く関係ないところで相手に対して失礼な発言をしたり、

侮辱したりするような発言をすることによって相手が傷ついて心を痛めてしまったり、

あるいは感情を痛めてしまったりすることは完全にパワハラだというふうに思いますね」

Q「本人としてはパワハラの認識はない?」
(小林嘉文 笠岡市長)「そうですね」

音声データを提供された市議会の特別委員会は、職員の相談窓口になっている人事課に対応を委ねるとしています。