長野市のみすずレディースクリニックの林卓也(はやしたくや)医師は、「梅毒」の怖さを知らない世代が増えていると話します。

林卓也医師:
「何年もかけて進行していく恐ろしい病気ですね」
「最終的には神経梅毒という状態になって命に関わる」
梅毒トレポネーマという細菌が粘膜から感染することによって起こる梅毒。

性行為など性器、口、肛門などの粘膜の接触で感染します。
感染の症状が出るのは、行為の直後ではありません。
林卓也医師:
「何週間も、何か月も徐々に体に広がっていく恐ろしい病気ですよね」
約3週間後に性器などにしこりやくぼみができるものの、かゆみや痛みはなくしばらくすると治まるといいます。
林卓也医師:
「ああ治ったからいいっていう風に感じちゃうかもしれないが、そうやってどんどんリンパ腺が腫れたり熱が出たり」
また、妊婦が感染すると流産や早産の原因になったり、胎児に影響する可能性も。