ビッグモーターの買収を検討している伊藤忠商事が、主要な中古車事業を引き継ぐ新会社を設立する案を検討していることがわかりました。会社を分割することで、創業家が新会社の経営に関与できないようにします。
伊藤忠商事 岡藤正広 会長
「ビッグモーターは日本の中古車市場のシェアナンバーワン。我々としては何とか再生したい気持ち」
巨大なクリスマスツリーの前で、ビッグモーターの買収に強い意欲を示した伊藤忠商事の岡藤会長。自力での再建が困難な状況のビッグモーターにとって“大きなクリスマスプレゼント”になるのか。
水面下では買収に向けた検討が進んでいます。
関係者によると、伊藤忠商事と企業再生ファンドが検討しているのは、ビッグモーターを2つの会社に分割する案です。新たな会社を作り、中古車の販売や整備など主要な事業を移したうえで、その新会社を買収することを検討しています。
そして、もう一方の会社には、兼重前社長ら創業家が株式を保有したまま、負債などを集める方向です。
これにより、“創業家が新会社の経営に関与できないようにする”のが狙いです。
伊藤忠商事 岡藤正広 会長
「(買収に)リスクはある。リスクが無ければみんなやるでしょ。一番問題は金銭的なものよりも、レピュテーション(風評)リスク」
故意に車にキズをつけるような悪質な企業風土を根絶できるのか。下手をすれば伊藤忠にとっても信用にキズがつきかねないため、経営からの“創業家の切り離し”は譲れない条件となります。
伊藤忠商事 岡藤正広 会長
「利益よりも信用を失うことのないように。まだ本格的にデューデリジェンス(資産査定)をやっていない。(買収が)できるかは来年になってから結論を出す」
伊藤忠は慎重に資産査定を行ったうえで、来年春までに最終判断する方針です。
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