■夏休み国内旅行の予約ランキング堂々の一位は? 専門家に聞く「新型コロナ」と共生する道
井上キャスター:
HIS調べの「夏休み国内旅行予約者数ランキング」です。
7月21日~8月31日までの国内旅行の予約は2021年と比べ約5倍。全都道府県のうち、約9割が2021年を上回る予約者数となるということです。
1位:沖縄県(前年比417.4%)
2位:北海道(前年比620.5%)
3位:長崎(前年比660.9%)
4位:大阪(前年比2002.9%)
5位:福岡(前年比472.5%)

この中で、沖縄のいまの状況について紹介します。
直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は、全国で沖縄が最も多く700人を超えています。
そして、沖縄県の医療提供体制のキャパシティーについて
▼病床使用率が47.5%、▼重症者用病床使用率が13.3%。
沖縄県立北部病院 永田恵蔵医師
「けがや熱中症で入院した方が新型コロナウイルスだったなど、予想外のところから感染者が出て、今満床状態にあります」
「新型コロナウイルスに限らず、観光客の入院を受け入れられない可能性も出てきました」
ホランキャスター:
当然みんなが旅行で色んな所に行くと新型コロナウイルスがまた広がってしまうのではないか、と不安に感じている方もいらっしゃると思うんですが、今後、どのような点が最も心配でしょうか?
インターパーク倉持呼吸器内科 倉持仁院長:
人の移動に伴って感染拡大することは明らかですので、大事なことの1つ目は、ワクチン効果が減弱してきますから、副反応が少なかった人は前倒しでワクチンを早く打つようにすることが重要です。2つ目は、各自治体は外来できちんと受診できる診療体制を作っていただきたい。3つ目は早く発見できるPCR検査。そして投薬が速やかにできること。
今までのように重症化してから介入するというやり方を、いい加減やめる時期に来ている。それを行うことで社会活動を正常に近い状態で動かしながら、医療にも負担がかからないということが実現できるんじゃないかと思います。
井上キャスター:
4回目のワクチン接種については、ある程度スムーズに進んでいるという風に考えていいんでしょうか?
倉持院長:
ワクチンの効果が減弱する期間に比べて、接種案内のハガキが来てないという人がたくさんいるんですね。波が来る前に、少なくとも副反応が少なかった方に関しては優先的に早く打てるような環境を作るということも一つ大事なことだと思いますね。