今年は豊漁が続いているズワイガニのメス「香箱ガニ」。その日本海の冬の味覚が給食にお目見えです。石川県加賀市の橋立小・中学校で5日、地元の港で水揚げされた香箱ガニが振舞われる「かに給食」が行われました。

「かに給食」は、加賀市の橋立で昔から続く漁業に理解を深め誇りをもってもらおうと、県漁協加賀支所などの協力で毎年、行われています。
無償で提供された香箱ガニは210杯で、小、中学生およそ140人と教職員が日本海の冬の味覚に舌鼓を打ちました。児童たちは家からカニスプーンやハサミを持参し準備万端でかに給食を満喫していました。
児童
「うまいです!この時期になるとワクワクして…」
「カニミソの味が濃くておいしい」
「卵とミソやったら本当は卵が好きやけど、ミソも大好物」
石川県漁協加賀支所 橋本勝寿運営委員長
「橋立で生まれたからには、橋立の漁港のおいしい魚、カニとかエビとかいろいろあるが、そういうものを食べてもらい、しっかり地元に対する愛情を育んでほしい」

ことしで10年目を迎えた「かに給食」。カニの価格高騰や水揚げ量などの問題もあるなか、漁協は子供たちのために今後も続けていきたいとしています。














