長崎県諫早市出身の俳優 役所広司さんに、体操の内村航平さん以来となる市民栄誉賞が贈られました。
国際的な映画祭での受賞も携え、地元 諫早市に凱旋した役所さん、12月2日に行われたトークイベントでは、ふるさと 諫早への思いを語りました。

6年ぶりに地元、諫早市に帰ってきたという俳優の役所広司さん。

映画「パーフェクトデイス」での演技が高く評価され、ことしのフランス・カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞したことを受けて、大久保潔重 諫早市長から市民栄誉賞が贈られました。


俳優 役所広司さん:
「50年後、100年後また見てもらえるような映画に参加したい。それが僕の夢です。本当に諫早の皆さん、素晴らしい賞をありがとうございました、また帰って来られるように頑張っていきたいと思います」

「今はそいは使わんバイ」ふるさとの言葉にはすぐに戻れる

諫早市の “市民栄誉賞”を受賞するのは体操の内村航平さんに続いて、役所広司さんが2人目で、授与式には 4,300人を超える応募の中から選ばれた およそ800人の市民が詰めかけました。

授与式にきた女性:「最近放送されたVIVANTがとても迫力があって毎回楽しみにしてました」

授与式にきた女性:「もう諫早市の誇りですね、自慢です」

授与式にきた女性:「これからも諫早の人の代表として活躍していただきたいなと思います」

市民栄誉賞授与式のあとはトークイベントも行われ、役所さんがふるさと諫早への思いを語りました。

市民栄誉賞授与式のあとに行われたトークイベントで、役所さんは地元にまつわるエピソードを披露しました。

俳優 役所広司さん:
「諫早弁で友だちと話すと、東京の言葉に戻るのにちょっと時間がかかるんですよ。逆に諫早の言葉に戻るのは一瞬にして戻って、友だちに言わせると『ちょっと古い諫早弁だ』と言われますよね。『今はそいは使わんばい』と言われる、ちょっと(諫早に)来た時に、本明川見ましたけど美しいですよね。ゆったりとした時間の流れを本明川を見ると感じます」