日本大学アメフト部の薬物事件での対応をめぐり、午後4時から行われている会見で、益子俊志委員長は、競技スポーツ運営委員会で当初、「廃部」の方針が示された理由について「当初、最初に逮捕された個人的な犯罪だという判断をしたが、そうではなく、大学管理の下の単独寮での集団的、常習的ではないかと疑われる犯罪だと結論づけた」「大学としての管理体制として学生の安全が担保できないという結論に至った」としました。

「廃部」の方針について、益子委員長は「簡単に廃部だというような声が出てきたわけではなく、いろんな議論が重ねられてきた結果。私自身も学部の学生と向き合っていますと、みんな素敵な学生ばかりです。アメフト部の学生もたくさんいます。そういった中で、こういう結論に至ったというのは本当に断腸の思いであります」とコメントしました。

競技スポーツ運営委員会が「廃部」の方針を示していると説明した一方で、林理事長は「廃部というのは、競技スポーツ運営委員会で出した一つの方針で、理事会を経なければ決定ということにはならないが、その辺が少しちょっとうまく学生たちに伝わっていないのではないかというふうに考えている」とし、理事会での議論は「継続審議」となっているとしました。