イスラエルとハマスの戦闘が再開され、死傷者が多数出ています。ネタニヤフ政権を支持する、ユダヤ教超正統派とは。知られざる生活と考え方を取材しました。
戦闘再開 ガザ地区最新情勢

再び、戦火に包まれたガザ地区。
各地で空爆の被害が相次ぎ、ガザ保健当局によると、戦闘再開以降、半日で178人の死者が出たという。
ガザ出身 フサム・シャバト記者
「ここで私たちは包囲されています。煙でいっぱいです」

北部の街で取材にあたる地元の記者、フサム・シャバトさん(22)。犠牲者の多くが、女性や子どもたちだという。

ガザ出身 フサム・シャバト記者
「朝から、何十軒もの家が空爆されました。既に多くの死者や、負傷した子どもたちが病院に運ばれてきています」
10月の戦闘開始直後から、ガザ北部の病院などで取材を続けてきたフサムさん。攻撃で傷ついたとされる子どもたちの姿を、SNSに投稿してきた。

ガザ出身 フサム・シャバト記者
「およそ6時間、ずっと痛みに苦しんでいた子どもがいました。でも病院には負傷者が一杯で、治療されないまま息を引き取ったんです。頭から血を流しながら、病院の床に横たわり、治療を受けていた女の子の姿も忘れられません」
7日間で打ち切られた、戦闘の一時停止。子どもたちは再び、大きな危機に晒されている。
ガザ出身 フサム・シャバト記者
「ガザは、深刻な食糧不足に陥っています。避難所では、人道的な危機が起きていて、女性や子どもの間で、感染症も流行っています」