洋菓子店の定番商品・シュークリーム。材料は、小麦粉、卵、バターが基本ですが、詰めるクリームやトッピング等によって、バリエーションは様々。お店の個性が表れるといっても過言ではないでしょうか。
今回は、厳選2店舗の絶品シュークリームをご紹介。どんなこだわりがあるのでしょうか?食べれば至福のひととき、絶品シュークリームの世界へどうぞ。

食感は2時間限定!?

明治32年創業、中泊町で長年地元に愛される老舗「松しま本店」です。店内にはパンや焼き菓子、ケーキなど美味しそうなものがたくさん並んでいます。

津軽鉄道津軽中里駅から徒歩約5分
パンや焼き菓子、ケーキなど美味しそうなものがたくさん!

今回のお目当てが店オリジナルのパリパリシュークリーム(1個140円)。
作るのは、この道50年、松しま本店4代目店主の松島史一さんです。

シュー皮の上にクッキー生地をかぶせて、オーブンの中へ。3段階で温度を変えながら、トータル約1時間。しっかりと水分を飛ばしながら焼いていきます。材料に「発酵バター」使っているので、風味が一層良くなるんだそうです。

時間をかけて焼くことでこんがりまん丸に焼き上がりました。一体どんな味、食感なのでしょうか?

取材した白川舞アナウンサー
パリパリシュークリーム1つお願いします」

注文を受けてからクリームを入れます。1つ60g、重さを測りながら注入していきます。

注文を受けてからクリームを入れたシュークリーム 白川アナ「手にするとずっしり感じます」

白川アナ
「結構重たいですね。パリパリシュークリームいただきます!
(パリパリ…)音聞こえましたか?クッキー生地がもうサクサクを超えて、もうパリッパリなんですよね。そしてこの皮のバターの香りが香ばしくて、クリームがたっぷり入っているので満足感あるんですよね。美味しい!」

白川アナ、幸せの表情

中に詰めるカスタードクリームは、バニラビーンズを入れることで香り高く、そして生クリームを加えているので、濃厚なのに重すぎない黄金比率!
バターの香ばしい香りが広がるパリパリのシュー皮と、とろとろたっぷりのクリーム!一口頬張れば、至福のひとときです。

クリームをその場で詰めるのには、ある理由が…

白川アナ
「パリパリシュークリームはどのぐらい前から作られてるんですか?」

松島さん
「このスタイルでやったのは大体20年ぐらい前。周辺のお客さん多いんですけど今は弘前とか青森から来るお客さんもいますね」

白川アナ
「注文してからその場でクリームを詰めるのはどうしてなんですか?」

松島さん
「硬めに焼いたシューの皮なんで、パリパリ感を味わってもらいたいのと、もう一つは(クリームを)詰めるのが面白いからです。ケーキ屋さん行って、ただ注文して、箱に詰めるのを見て待ってても楽しくないので」

松しま本店4代目店主 松島史一さん

白川アナ
「パリパリ食感はどのぐらいまで維持されるんですか?」

松島さん
「大体2時間だと思ってます。クリームの水分吸って、皮の方がだんだん柔らかくなってくると、あの柔らかいシュークリームの食感になります」

そう、シュー皮にクリームの水分が移るまでの2時間しか、このパリパリ食感は味わえない。クリームを目の前で詰めてもらうワクワク感と、2時間だけ楽しめるパリパリ食感は、お店に買いに来た人だけの特権!ぜひ一度は皆さんに食べていただきたいです。

松しま本店:青森県中泊町中里亀山486ー1
営業時間:AM9:00~PM7:00 (日曜のみPM6:00まで)
店休日:火曜日
TEL:0173-57-2037

焼き上がりに少しお時間をいただきますので、確実にゲットしたい、パリパリ食感を楽しみたいという方は、来店の2時間前に電話予約をしていただけると安心です。