若い人の間で、かぜ薬などの市販薬の過剰な摂取が広がっている事態を受け、厚生労働省は購入の規制を強化する案を示しました。

一部の若い人の間で、かぜ薬や咳止め薬などの市販薬を大量に摂取する「オーバードーズ」が横行していて、救急搬送される事例が増えています。

こうした事態を受け、厚労省はきのうの検討会で、乱用のおそれがある一部の市販薬について、20歳未満の人に対しては小容量の製品1個に限って販売するなど規制を強化する案を示しました。

20歳以上の人についても、複数個や大容量の薬を購入する場合は薬剤師などによる対面やオンラインでの確認が必要になるということです。

厚労省は今月中に再び検討会を開き、規制の案を取りまとめることにしています。