右折する車と対向車線を直進する車の事故…。こうした事故は「右直事故」と呼ばれます。7月1日には、夜間、広島市西区で大型バイクと車の「右直事故」がありました。近くでは、その2週間前にも同じような事故がありました。

7月1日の夜、広島市西区南観音で店舗の駐車場に入ろうと右折した乗用車と、対向車線を直進していた大型バイクが衝突…。大型バイクに乗っていた広島市安芸区の会社員の女性(25)が亡くなりました。
現場の近くでは、6月16日の夜にも交差点を右折していたタクシーと、対向車線を直進していたバイクが衝突し、バイクに乗っていた24歳の男子大学生が亡くなっています。

直進と、対向車線からの右折による事故は、「右直事故」と呼ばれます。交差点のほか、今回のように対向車線をはさんだ反対側にある施設などに入るときに起きます。
優先は直進する側です。しかし、双方の前方不注意のほか、直進する側は「対向車が止まると思った」、右折する側は「対向車の速度を見誤った」などの理由で起こるのだといいます。

近くで立て続いた車とバイクによる「右直事故」…。
犠牲となったのは、いずれも直進するバイクの運転手でした。
警察によりますと、特に車を運転している人は、対向車線を直進してくるバイクの速度を見誤るケースがあるのだといいます。

警察は、「直進する側は規制速度を守り、右折する側は対向車との距離を十分に保ってもらいたい」と呼びかけています。
