パレスチナ自治区ガザで続くイスラエル軍と、イスラム組織ハマスの戦闘を巡り、イスラエルの閣僚が「核兵器使用が選択肢の1つ」と発言したことに対し、
29日 長崎県内の私立大学4校が抗議の共同声明を発表しました。

声明を発表したのはキリスト教系の鎮西学院大学、活水女子大学、長崎純心大学、長崎外国語大学の4校です。

鎮西学院大学 姜 尚中 学長:
「核使用ということを口に出すこと自体に対する強い憤りを感じた次第です。」
ガザ地区では、10月からイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続いていて、地元メディアによりますと、イスラエルの閣僚が11月5日放送のラジオ番組で、「ガザに核爆弾を落とすべきか」と尋ねられ「それも選択肢の一つだ」と答えたということです。

これに対し4校は、強い抗議の意を示すとともに イスラエルによるガザ地区への攻撃の即時停止を求めて初の共同声明を発表しました。
鎮西学院大学 姜 尚中 学長:
「1人である限りは無力であるけれども、これが連帯となり、そして人々に共感の輪が広がれば、世論が変わっていく」

声明文は英語にも翻訳され、各校のホームページなどを通じて世界へ発信されます。