中国の習近平国家主席は、中国共産党指導部の会議で対外関係に関する法整備強化の必要性を訴え、「外国人の中国での生活を円滑にする措置や関連する法規を改善する」と明言しました。

中国国営の新華社通信などによりますと、習主席は27日、共産党指導部の会議で「対外関係の法整備の強化」をテーマに演説を行い、「対外開放を高いレベルで推進し、外部リスクに対応していくことが急務だ」と強調。「外国人の中国での生活を円滑にする措置や関連する法規を改善する」との方針を述べました。

また、習主席は「開放的で透明性の高い法制度を整備し、知的財産権の保護を強化、外資系企業の合法的権益を保護する」とも述べました。

習主席の発言は、中国経済の先行きが不透明さを増しつつあるなか、外資系企業に中国への投資や貿易を促進させる狙いがあるとみられています。