名古屋市が「メルカリ」と提携!効果は想像以上

名古屋市では粗大ごみ収集時に、ほとんど全てをパッカー車で、その場で破砕しながら回収しています。しかしその名古屋でも、2023年6月からある試みが始まっています。
(名古屋市 ごみ減量部減量推進室・鬼頭和之さん)
「名古屋市はことしの6月から株式会社メルカリと協定を結ばせてもらい、メルカリの販売事業を開始しました」
大手フリマアプリ「メルカリ」と提携し、粗大ごみとして出された家具のうち、まだ使える物や市民が持ちこんだ物を清掃し「メルカリ」で販売するサービスを開始しました。
サービス開始からわずか半年ですが、売却済みを示すSOLD OUTの文字がずらりと並び、かなりの人気です。例えばイスは500円、パソコン用の机は1000円などで販売されていました。
名古屋市ではごみの分別を始めた1999年から、粗大ごみとして出た家具の一部を抽選で販売していましたが、知名度が低く、ほとんど浸透しませんでした。しかし、メルカリでの販売を始めると、出品から1日以内でほとんどのものが落札される想定以上の結果に。6月のスタートから5ヶ月間で220点出品し、184点が売れ、およそ9万円が市の収入になりました。
(名古屋市 ごみ減量部減量推進室・鬼頭和之さん)
「今では出品して、ものによっては10分程度で売れてしまうものもある。とても多くの市民の方に反響をいただいていると感じている」