可燃や不燃では捨てられない大きな家具などの「粗大ごみ」。
しかし今“ある理由”で、粗大ごみを単なるごみとして廃棄しない自治体も増えています。粗大ごみを再生させて販売する取り組みを取材しました。
「本当に粗大ごみだったの?」掘り出し物に出会える再生家具

きれいに陳列されたたくさんの家具。リクライニング式のイスに、使い勝手のいい5段のチェストや三輪ベビーカー。じつはこれら全てが、もともとは粗大ごみ。豊田市は、粗大ごみを収集した後、処分せずこのお店で販売しているのです。その名も「リユース工房」。
2014年から、市がNPOやシルバー人材センターに委託して運営されています。いまでは掘り出し物が手に入ると、市民からも好評です。
(リユース工房スタッフ・赤坂洋子さん)
「毎月250人とか、300人ぐらいの方が来てくださっている。(お客さんには)元々、粗大ごみだったということも驚かれる。シルバーさんが気持ちよく使っていただけるように修繕しているので、そのことに皆さん結構驚かれる」
リユース工房では、単に使えるものだけを売るのではなく、少し壊れていてもスタッフが直してから販売しています。
(豊田市循環型社会推進課・松本昂也さん)
「シルバー人材センターの職人さんに、丁寧に手を入れて出品していただいているので、すごく状態がいいものが出せているかと思う」