長年募金活動をしていた住職は…

鳥取市にある曹洞宗・龍福寺の住職、千代西尾正見さん。

副会長を務める若手僧侶らの団体は、修行の一環として24時間テレビの募金活動を毎年行っています。今年は駅前などで集まった5万円を寄付し、日本海テレビから感謝状が贈られました。

千代西尾住職
「(通行人が)立ち止まって『少ないですけど』と言って(お金を)出されるのがとても尊い素晴らしいことだなと。鳥取弁でいうと『ええことに使ってください』という気持ちで募金しておられるのでは」

日本海テレビの元局長が寄付金を着服し、私腹を肥やしていたことについては…

千代西尾住職
「怒りは…残念ですかね。罪を憎んで人を憎まずという言葉が正しいか分かりませんけれども、たぶん反省しておられると思うので後悔もしておられるだろうし。反省してやり直していただければと」

寄付金だけでなく、会社の売上金なども着服していたという元局長。なぜ発覚したのでしょうか。

日本海テレビ 西嶌一泰社長
「今年、弊社に税務調査があるという連絡があり、その税務調査でバレる、発覚するのが怖くなって自ら会社に申告してきたというのがそもそものきっかけ」

日本海テレビ 田口晃也会長
「不正を長年見落としてきた経営トップの責任は極めて重大」

日本海テレビは、田口会長の辞任と西嶌社長の3か月分の給与返上を表明。元局長については、警察に被害を届け出たということです。