生命保険大手の「日本生命」が介護事業を展開する「ニチイホールディングス」をおよそ2100億円で買収することがわかりました。生命保険会社による介護事業の買収は異例です。

「日本生命」は、介護最大手の「ニチイ学館」を傘下に持つ「ニチイホールディングス」の株式を間接的に保有する外資系ファンドなどから、ほぼ全ての株式を取得するということです。

金額はおよそ2100億円で、金融庁の認可を前提に早期の買収完了を目指します。

生命保険事業をめぐっては、国内の人口減少などを背景に市場の先細りが指摘されていて、「日本生命」は高齢化の進行で今後市場の拡大が期待できる介護事業に参入し、収益源を多角化するのが狙いです。