子どもを中心に高熱やのどの痛みなどの症状を起こす「咽頭結膜熱」について、「プール熱」と呼ばないでほしいと日本水泳連盟の鈴木会長らが厚生労働省に訴えました。
国立感染症研究所によりますと、今月19日までの1週間に全国で報告された、いわゆる「プール熱」の患者は1医療機関あたり3.3人で、過去最多を更新しました。
こうした中、きょう、日本水泳連盟など3団体が厚労省を訪れ、「プール熱」という呼び方があたかも感染源がプールであるかのような誤解を招くとして使用をやめるよう訴えました。
「咽頭結膜熱」は一般的に飛沫感染や、手や指の接触などにより感染しますが、プールでの接触やタオルの共用で感染することもあるため、厚労省のホームページでは「プール熱と呼ばれることもあります」と説明されています。
日本水泳連盟 鈴木大地 会長
「プール熱と呼ばれることもありますと厚労省が自らそういう但し書きをされてるので、ぜひプール熱と今後呼ばないようにお願いしたい」
要望書を受け取った塩崎政務官は、厚労省のホームページを書き直すとしたうえで、「誤解が広がらないよう対応を考えたい」と話しました。
注目の記事
「太陽系外から飛来」の恒星間天体「3I/ATLAS」が最接近へ 「観測史上3つ目」宇宙望遠鏡が捉えた姿

「また無くなるのでは」と買い占めも…コメ豊作なのに続く高値「増産」は実現可能なのか?【Bizスクエア】

うどんを食べて育った「讃岐うどん雲丹」?!不思議な “食事シーン”をご覧あれ 水産科の高校生が飲食チェーンと共同研究し商品化【香川】

『あの外国人女性はどこに?』1970年万博パビリオンで忘れられない出会い 77歳男性の願い叶うか―― 55年ぶりの万博で起きた奇跡に密着

「ママ、涙が止まらなかったんだよ」2歳の娘にいつか伝えたい 消えたぬいぐるみ「コアちゃん」のこと 40軒の聞き込みとSNS、海を越えた宝探しが繋いだ“再会”

父親の腎臓を移植した男性 “使命感で” 体育教師の夢捨て人工透析の技士に 31年後に再発…「お父さんが危ない」次に命をつないだのは-
