「ネットの冷笑は社会の映し鏡」だ―――。RKB毎日放送の神戸金史解説委員長は21日、出演したRKBラジオ『田畑竜介 Grooooow Up』でジャニーズ性加害者当事者の会のメンバーや、イスラエルのガザ侵攻の反対デモに参加する人たちをネットで冷笑したり攻撃したりする人たちについて取り上げながら、「私たちができることは何か」を考えた。
◆とうとう犠牲者を出したネット攻撃

毎日新聞に「元ジャニーズ男性死亡 中傷許さぬネット社会に」という社説が出ていました(11月20日)。
https://mainichi.jp/articles/20231120/ddm/005/070/013000c
「ジャニーズ性加害問題当事者の会」メンバーの40代男性が山中で死亡しているのが10月中旬に見つかった。警察は自殺と見ている。(中略)「売名行為」「金がほしいだけだろ」などとSNS(ネット交流サービス)で中傷され、悩んでいたという。
とうとうこんなことまで……とみなさん思ったでしょうね。自分の好きな推しを守りたいという気持ちを持った人も多かったのかもしれませんし、単純に「いじってみたい」という人もいたのかもしれませんが、社説では「違法行為をした人物には相応の責任を取らせなければならない」と。本当にそう思います。
「ひいきの引き倒し」という言葉がありますが、「ひいきし過ぎて、かえってその人を不利にすること」という意味ですよね。旧ジャニーズ事務所のためにも、タレントさんのためにもならないだろうな、と思います。