コロナ禍に考えついた“テイクアウトできて安い”弁当店
昼のピークを過ぎた午後3時。寺崎さんもようやくお昼ごはんです。でもゆっくりすることなく再び仕事に。
実は寺崎さんはこの弁当店とは別に飲食店を経営しているのですが、コロナ禍で経営が悪化。こうして働けることに幸せを感じています。
(寺崎康弘さん)「緊急事態宣言の時に同業の方が、今はじっとしといたほうがいいよ、どうなるかわからへんしっていう中で、困難や大変なことが起きても自分の今までの考え方の角度をちょっと変えることで前に進んでいけるんちゃうかと」
どんなに苦しい状況でも前を向く。そこで考えついたのがテイクアウトができてお客さんの懐にも優しいリーズナブルなお弁当でした。
夕方、幼稚園帰りの親子がやってきました。机のすみからすみまでお目当てのお弁当をよーく見て選びます。
(母親)「夕飯つくる時間待たれへんって言われたので。(Qお子さんに?)はい」
確かに成長期です。待てないですよね。
(子ども)「(Q一番上に持っているのは?)からあげ。(Q一番好きな食べ物は?)ひじき」
言っていたように夕食前に仲良くお弁当を食べておなかいっぱいに。お母さんの作ったご飯は食べきれなかったそうです。