異常が起きていないかを確認!県内の自治体と協定締結

飯南町をいつも担当しているのは、「岡村とうふ」の従業員・吉田文也さん。入り組んだ道のどこに誰が住んでいるのか、地元のように覚えています。

(岡村とうふ販売員・吉田文也さん)
「(Q客の平均年齢は?)80歳以上ですね」

ただ豆腐を売っているだけではありません。お得意さんのほとんどが80歳以上という中、いつもの場所にお得意さんがいない時は、わざわざ玄関を開けて無事を確かめます。

実はこの「見守り活動」が、吉田さんのもう一つの大事な仕事です。「岡村とうふ」では、一軒一軒廻って販売するのにあわせて、高齢者の見守り活動もしようと県内の自治体と協定を締結。留守かどうか、異常が起きていないかを家に入って確認することも業務の一環にしています。

今では、三重県内29の市町のうち28の自治体が「岡村とうふ」と協定を締結、異変に気づいた際には自治体の担当者に電話をし、安否確認などにつなげています。

(岡村とうふ・西口鐵也社長)
「毎週買っていただかなくても、自宅まで伺っていますので。そうすると様子の違いとか、出てこなかったら『あのおばあちゃん大丈夫かな』とか、以前から思っていましたので。こちら側から行政にお願いをして、見守り活動をしたいと伺っていった」