10月の百貨店の売上高は、円安の影響で外国人観光客の買い物が増えたことなどから1年前に比べて6.1%増え、4531億円となりました。特に免税品の売上高は過去最高となっています。

日本百貨店協会によりますと、10月の百貨店の売上高は1年前に比べて6.1%増え、4531億円あまりとなりました。20か月連続のプラスです。

ラグジュアリーブランドのバッグや時計、宝飾品などの販売が好調だったほか、円安の影響で外国人観光客の買い物が増えたことが主な要因です。

免税品の売上高は383億円と、2014年10月の調査開始以来、最高額を更新。韓国や台湾など東アジアからの客が多く、中でも化粧品が人気だったということです。

協会の担当者は、東アジアから日本の地方都市への直行便の数が増えたことなどから「外国人観光客の買い物が地方でも伸びてきている」と分析しています。