最後の訓練は“強い精神力”が試される「100km行軍」
10月中旬、半年間の研修の集大成となる訓練が行われた。和歌山県の日高町から関空の対岸までの100kmを24時間以内に自力で移動する“100km行軍”だ。
(赤松翼さん)「きのうの昼の12時から歩いているので、いまで16時間。(あしが)結構痛いです。全体的にきていますね」
技術や体力に加えて、機動救難士として最も必要なもの『決して諦めない強い精神力』が試されている。これを乗り越えれば一人前として認められてオレンジ服が与えられる。
赤松さんは19時間30分でゴール、見事合格だ。妻と娘も内緒で駆け付けた。
(妻・裕美さん)「本人がやりたいというのであれば全力で応援するだけです。みなさんが支えてくださっていると思うので、安心して頑張ってきてほしいなと思います」
10月20日、赤松さんに待望のオレンジ服が手渡された。まっさらの制服に袖を通し、機動救難士としての決意を新たにする。
(赤松翼さん)「不安な思いもあったんですけど、素晴らしい先輩たちと訓練ができて、いろんなことを教えてもらって。これからは一緒に隊員として行動していくので、恩返しというか一緒に行動しやすい信頼できる機動救難士になりたいと思います」
(2023年11月23日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)