北朝鮮は南北軍事合意で停止していた軍事境界線付近での軍事的措置を即時、復活させると発表しました。
北朝鮮国防省は、けさ、朝鮮中央通信などを通じて声明を出し、2018年に結んだ南北軍事合意に「今後は縛られない」と宣言しました。
合意によって停止していた「すべての軍事的措置を即時、復活させる」ということで、衝突を防止するために軍事境界線付近で講じていた措置を「陸・海・空のすべてで撤回する」としています。
また、南北の間で取り返しのつかない事態が起きた場合、「『大韓民国』が全面的に責任を負うことになる」と強調しました。
これに先立ち、韓国政府は22日、北朝鮮による21日の軍事偵察衛星の打ち上げを受け、対抗措置として南北軍事合意の効力を一部停止すると発表。“軍事境界線一帯での北朝鮮に対する偵察・監視活動を再開する”としていました。
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