■大相撲九州場所・11日目(22日・福岡国際センター)

優勝争いは2敗で3力士が並ぶ展開に。西大関・霧島(27)、琴ノ若(26、東関脇)、熱海富士(21、西前頭8枚目)が9勝目を挙げトップをキープした。一山本(30、西前頭14枚目)が2連敗で3敗目を喫した。

先場所、優勝決定戦で大関・貴景勝(27)に敗れた熱海富士は、年6場所制以降の初土俵(幕下、三段目付け出し除く)力士では、史上最速優勝(所要19場所)の期待がかかる。この日は美ノ海を押し出しで下し、4連勝で2敗を守った。

琴ノ若は貴景勝との一番で送り出しで白星を手にし3連勝。東大関の豊昇龍(24)は途中出場の朝乃山と対戦し、土俵際で投げの打ち合いを制し、下手投げで3敗をキープ。結びの一番では、霧島が若元春を寄り切りで下し5連勝で9勝2敗。

11日目を終えトップの3力士(2敗)を、豊昇龍、一山本、翠富士、竜電ら4力士が3敗で追う展開に。貴景勝は4敗目で優勝争いから一歩後退した。

※写真は熱海富士